2024.08.16
こんにちは。山崎晴太郎です。
今日は特別配信になります。
今週末から始まる、個展についてご紹介します。
8月17日(土)から東京の青山にあるスパイラルガーデンで僕の個展「越境するアート、横断するデザイン。」が始まります。9月1日(日)までの会期となっています。
この個展は現代アート作品だけでなく、これまでに僕がやってきたデザインの仕事や出演者としての仕事も、幅広く網羅的に展示しています。
スパイラルガーデンで個展をやることになってから、どんな内容の個展にしようかをあれこれ考えて、スパイラルガーデンの方とも相談して、フィードバックをいただいて、というようにして進めてきましたが、今回の展示を象徴するのは、スパイラルの小林裕幸さんから、初回のお打ち合わせの時にいただいたコメント。
「経営も、出演も、デザインも。セイタロウさんがやっていることって、全部アートなんじゃないですか?」
という言葉に端を発しています。
また、半年前くらいのミーティングで、
「すべての作品に言葉をつけてみたらいいんじゃないでしょうか?」
というアイデアもいただいたのもまた、小林さんでした。
完全に頭が上がりません。
普段ビジュアルコミュニケーションの世界にいる僕が、言葉として作品に向き合う機会になったのは、新鮮な体験で、これらの言葉が来場してくださる方々にどう映るか、今からとても楽しみにしています。
幼少期は舞台演劇に夢中でした。大学では写真やダンスやVJ、グラフィックデザインにのめり込みました。留学したニューヨークでは映画を作り、大学を出てからはより幅広いデザイン、会社経営、更に水墨画や生け花もはじめ、大学院では建築を勉強して・・・。
そして今は、ご存知のように現代アートの作品も作っています。
「色々なことに手を出しすぎ」とは昔から散々言われてきました。でも、それは僕という人間の本質なのではないかと思っています。自分の活動が落ち着きそうになると、常に新しいことに手を出して、自分のクリエイションを不安定な状態にする。せっかく飲み頃になっているヴィンテージワインのボトルをわざわざ揺らして澱を舞わせてしまうようなイメージでしょうか。
きっと僕のクリエイションは、いつまで経っても成熟しないのだろうと思います。
この、わざと自分の中で澱を舞わせながら、常に新しいことに向かっていくことが、僕という人間を形作ってきたのだと思っています。そして、今はアートの形式もどんどん広がっている時代。ビジネスを活動領域の一つにしているルアンルパのようなアーティスト・コレクティブもあるのだから、自分なりの問題提起や美へのこだわりをもって展開してきた僕の様々なビジネスも活動も、全てアートの活動の一つとして見ることが出来るのではないか、アート活動として見た時に何が見えてくるのか。そんなことを考えながら取りまとめた個展です。
今回の個展では是非、そんな僕のこれまでの様々な創作活動(デザインも会社経営もアートも創作です)を楽しんでいただければと思います。
もちろんアート作品も新作を色々準備しました。せっかくの大きな会場なので、なかなか作る機会が無かった大型作品もあります。
会期中の23日は、特別協賛のJR西日本の内田さんと橋本さん。MONOTYPEの小林章さんと一緒に、今回JR西日本で開発したオリジナルフォント、”WESTERX SANS”の開発裏話を紹介するイベントも企画しています。
こちらも、ぜひチェックしてみてください。
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