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2025.04.01

こんにちは。山崎晴太郎です。

今月も色々とご報告があります。

SXSWに作品が展示されました

SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)に僕の作品が展示されました。

SXSWというのは毎年3月にテキサス州オースティンで開催されている巨大イベントです。イベント名はヒッチコックの映画「北北西に進路をとれ(North by Northwest)のパロディだそうです。元々は音楽フェスティバルとして1987年に始まったものですが、その後は映画フェスティバル、商品見本市、国際会議なども加わって、今では約10日間で20万人もの人出があるお祭りになりました。

こちらが公式サイトです。

僕の作品が展示されたのは、Satellite Ranchという企画で、オースティン郊外の牧場での野外アートフェスティバルです。

これまで僕の作品はアメリカではどちらかというと北の方での展示が多く、(ミネソタ州、ワシントンDC、ニューヨーク市、カリフォルニア州北部)、テキサス州の州都オースティンという、南部での展示は初めてでした。展示されたのはVoice within the voiceシリーズの1枚なのですが、僕の作品では珍しく暖色系の色が基調になっている作品なので、南部の雰囲気の中でも埋もれなかったかなと想像しています。

Van Der Plas Galleryのグループ展に参加します

2022年にもFossils from the future Nike Air Jordanでグループ展に参加させていただいたニューヨークのVan Der Plas Galleryのグループ展に久しぶりに参加します。今回のテーマは「All the lights I see」。光の知覚がテーマになっています。僕は8 million tracesシリーズの新作を展示させてもらいます。

8 million tracesはこれまで掛け軸や額装、そして長大な巻き物のインスタレーションの形で製作してきて、ベルリンでの個展ではこのシリーズをメインで展示しましたが、今回は新たな試みとしてこのシリーズをスカルプチャーにしています。

このシリーズは都市の音風景の中から正体不明の音の断片をソノグラフの図形として取り出してくるというのが基本で、それを僕はその土地の地霊の気配として表現しています。作品タイトルの8 million(八百万)とは、日本の神道の「世の中のありとあらゆるものに精霊が宿る」というコンセプトで、ありとあらゆるものを指す大きな数字です。

このスカルプチャーではソノグラフの図形をモデリングし、CAD上で回転させながら上昇させていった痕跡を3Dプリントして、金色の蒸着塗装を行っています。地面の中からスッと現れた地霊がクルクルっと回りながら空に消えてゆく光景をイメージしています。

会期は3月28日から4月6日まで、場所はマンハッタンのチャイナタウンとイーストビレッジの間辺りです。

ギャラリー公式サイト

Nordartに出展します

北ドイツのビューデルスドルフの町で毎年夏に開催されているノルトアートという現代アートのフェスティバルへの出展も決まりました。こちらはSXSWとは真逆のヨーロッパ的な現代アート作品が並ぶフェスティバルです。

とはいえ出展アーティストはヨーロッパだけでなく中東や中央アジア、南米、東アジアからも非常に多く選ばれています。逆に北米からはほとんど選ばれていないのが面白いところです。

空気感の違いも影響しているという意見も聞きますが、アメリカで好まれる現代アートの作風とヨーロッパで好まれる現代アートの作風はやはりちょっと違うと思います。僕の作品で言うとFossils from the futureシリーズはアメリカで好まれますが、ヨーロッパ、特にドイツではSpecimens of the spilled overシリーズの反応が良いと思っています。今回、僕がNordartに出すのもSpecimens of the spilled overシリーズです。

Nordartは会期も長く、6月6日から10月5日まで開催されていますから、この期間にドイツに行かれる方はぜひ、お立ち寄りください。作品を購入していただくことも出来ます。ただし、会期中は大勢の人が訪れるらしいので売店がとても混み合うそうです。お気をつけください。

Nordart 公式サイト

URBANBREAKに出展します

3月にはCICA MUSEUMのグループ展参加もありましたが、今度は個展形式でストリートアート系のアートフェスティバル、URBANBREAKに出展します。

こちらが公式サイトです。

8月7日から10日まで、ソウルのCOEX HALLのB2にて。内容はちょっとSXSWに似ていて、現代アートの展覧会の他に音楽フェスや国際会議、ミューラルのライブペインティング、来場者のアート体験ワークショップもあるみたいです。

先日、僕の著書『余白思考』の韓国語版のブックミーティングに呼んでいただきソウルに行った際にURBANBREAKの運営チームにも会ってきたのですが、とても若いチームで大いに意気投合しました。

URBANBREAKチームも、僕たちの「余白のアートフェア」同様、既存のアートフェアのオルタナティブを追求して「URBANBREAKはアートフェアじゃない」と宣言しています。ですからアーティストは出展申し込みの際に「どんな演出をするのか」を企画書の中に入れておく必要があります。

僕は最初は金沢のACRMTSM(セレクトショップ)や去年のスパイラルガーデンの個展で使った、足場を組んだ建築現場風の雰囲気で行こうと思っていたのですが、URBANBREAKのキュレーターたちとの話し合いで最終的には別のコンセプトになりました。

出展作品はFossils from the futureシリーズです。カリフォルニア州ローズヴィルでやった個展での見せ方とは全く違う、とてもコンセプチュアルな展示になります。アジアの皆さんは是非、8月上旬はURBANBREAKに!

もちろんヨーロッパやアメリカの方々も大歓迎です。僕も会期中は在廊します。

リファインメタルのジュエリーをデザインしています

都市鉱山という言葉があります。廃棄された電子機器の基盤や配線を鉱山に見立てた言葉です。この都市鉱山から取り出した貴金属や、古いジュエリーから再生された金属のことは、リファインメタルと呼ばれています。

今回このリファインメタルを使ったジュエリーをデザインしてもらえないかというオファーをいただき、半分アート作品を作っているような感覚でジュエリーをデザインしました。僕がアート作品で繰り返し表現してきた「もしかしたら存在したかもしれない、僕たちが実際に生きたものとは別の時間の流れ」をジュエリーとして表現しています。

僕のデザインしたジュエリーは4月9日から15日まで、東京ミッドタウンガレリアのイセタンサローネで展示販売されます。本プロジェクトに参加したデザイナーは3名。榮倉奈々さんと上杉美雪さんのブランドnewnow、ファッションデザイナーの三浦大地さん、そして僕になっています。ぜひ足を運んでみてください。

公式サイト(日本語のみ)

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