抽象と具象の境界線をすくい取りながら、動的な死と静的な⽣を描いた。
抽象性と偶然性を⽤いて、花や植物の持つ必然的具体に向かい合い、その概念だけを定着させようとするシリーズ作品。
⽔墨画の古典的な筆勢と抽象画の技法を組み合わせて制作している。
具体の象徴として⼊れた花は、何の花でもなく、ただ花に⾒える概念としての花である。
偶然性の象徴である線を意図的に配置していことで、具体を想起させる偶然の集積を⽬指した。
重⼒と抽象は表裏⼀体である。重⼒を感じる抽象は、成熟した植物の瑞々しさに溢れている。
抽象を明確な軸線の元で⽴ち上げると、そこに⽣命⼒に満ち溢れた⽅向性が⽣まれる。
儚げな集積によって⽣まれる⽅向性は、⽣命の躍動である。







